- 星祭とは、皆さまの運命を司る星(七星九曜二十八宿)を供養することで、開運招福を祈る行事です。
- 本城寺では毎年12月の冬至の日、18時から鬼子母神堂にて行い、来年一年間が良い年になるよう祈ります。
- 本城寺の星祭ではご家族の面々の開運招福・除災得幸を祈るお守りを付けた独自のお札を作り、日蓮宗に伝わる秘法で開眼供養し、申込者にお渡ししています。
- また希望者には、三宝荒神さまや歳徳神(歳神)さまの幣束もお作りしています。
- 「星祭のお札や幣束が欲しい」「星祭の法要に参加したい」という方は、本城寺までご遠慮なくお電話下さい!
もっと詳しく知りたい方は下記も読んでね!
星祭とは?
「星祭」とは、読んで字のごとく「星を祭って供養する仏事」です。
皆さまの災難を除き、良い運気を呼び寄せる為に、星(七星九曜二十八宿)を供養します。
「星を供養する」と言うと馴染みがないと感じる方もいるかも知れませんが、ここで言う星とは神格化された星の神様という風に考えて頂くとよいでしょう。
本城寺では毎年12月の冬至(21日か22日)に星祭を行っています。
冬至は最も夜が長くなる日
=星が出ている時間が長い日
=星のパワーが強い日
ということで冬至に星祭を行い、星を供養するのです。
七星
ここでの七星とは北斗七星を指し、以下の7つの星が北斗七星を構成しています。
生まれた干支によって、自分がどの星の元で守護されるのかが分かります。
自分の守護星を元神星と言い、これは一生変わりません。
貴方の元神星 | 貴方が生まれた干支 |
---|---|
貪狼星(とんろうせい) | 子年 |
巨門星(こもんせい) | 丑年・亥年 |
禄存星(ろくぞんせい) | 寅年・戌年 |
文曲星(もんごくせい) | 卯年・酉年 |
廉貞星(れんていせい) | 辰年・申年 |
武曲星(むごくせい) | 巳年・未年 |
破軍星(はぐんせい) | 午年 |
九曜
九曜とは星の神様であり、元々はインドの天文学と占星術で扱われる天体でそれを神格化したもの。
以下の9つを指します。
九曜については、その年の自分の数え年によって、どの星が巡ってくるか(当年星)が毎年違います。
貴方の当年星 | 貴方の数え年 |
---|---|
日曜星(にちようせい) | 男5,14,23,32,41,50,59,68,77,86 女7,16,25,34,43,52,61,70,79,88 |
月曜星(げつようせい) | 男8,17,26,35,44,53,62,71,80,89 女4,13,22,31,40,49,58,67,76,85 |
火曜星(かようせい) | 男6,15,24,33,42,51,60,69,78,87 女2,11,20,29,38,47,56,65,74,83 |
水曜星(すいようせい) | 男3,12,21,30,39,48,57,66,75,84 女9,18,27,36,45,54,63,72,81,90 |
木曜星(もくようせい) | 男9,18,27,36,45,54,63,72,81,90 女3,12,21,30,39,48,57,66,75,84 |
金曜星(きんようせい) | 男4,13,22,31,40,49,58,67,76,85 女8,17,26,35,44,53,62,71,80,89 |
土曜星(どようせい) | 男2,11,20,29,38,47,56,65,74,83 女5,14,23,32,41,50,59,68,77,86 |
羅睺星(らごせい) | 男1,10,19,28,37,46,55,64,73,82 女6,15,24,33,42,51,60,69,78,87 |
計都星(けいとせい) | 男7,16,25,34,43,52,61,70,79,88 女1,10,19,28,37,46,55,64,73,82 |
本城寺の星祭では、この九曜の当年星のお守りと一体になったお札を授与しています。
二十八宿
二十八宿とは天球上にある星座を28個に分割したものです。
二十八宿は昔は中国の占星術や天文学の概念でしたが、今では天文学的な要素は薄くなり、それぞれの一年の一つ一つの日に当てはめられ、その日の運勢を判断する手がかりとしての役割が強くなっています。
また神格化されており、二十八宿は二十八善神ともされています。
二十八宿は天球を東西南北の4つに分けて、それぞれに7宿ずつが含まれています。
以下に二十八宿を示します。
東 | 角宿(かくしゅく) 亢宿(こうしゅく) 氐宿(ていしゅく) 房宿(ぼうしゅく) 心宿(しんしゅく) 尾宿(びしゅく) 箕宿(きしゅく) |
北 | 斗宿(としゅく) 牛宿(ぎゅうしゅく) 女宿(じょしゅく) 虚宿(きょしゅく) 危宿(きしゅく) 室宿(しっしゅく) 壁宿(へきしゅく) |
西 | 奎宿(けいしゅく) 婁宿(ろうしゅく) 胃宿(いしゅく) 昴宿(ぼうしゅく) 畢宿(ひっしゅく) 觜宿(ししゅく) 参宿(さんしゅく) |
南 | 井宿(せいしゅく) 鬼宿(きしゅく) 柳宿(りゅうしゅく) 星宿(せいしゅく) 張宿(ちょうしゅく) 翼宿(よくしゅく) 軫宿(しんしゅく) |
なお二十八宿のそれぞれが一つ一つの日に当てはめられ、例えば「この日は角宿だから○○だ」という風に運勢の判断の材料となっていますが、時代によって吉凶が異なる場合もあるので、短絡的に一喜一憂する必要はありません。
悪い星に当たってしまった日を良くする。良い星に当たった日をもっと良くする。そのために供養するのが星祭ですから、一生懸命に祈って幸運を呼び寄せましょう!
本城寺の星祭の特徴
本城寺の星祭では、本城寺限定のお札を毎年12月の冬至の18時からの星祭の際に開眼し、翌日以降から希望者に授与しています。
このお札には翌年のご家族の方の当年星のお守りが付いており、皆さまの開運招福を強く祈るものです。
星祭のお札の回向料は特に定めておりませんので、お気持ちで頂いております。
皆さま3000円、5000円程度を包んで下さっています。
上記のお札以外に
- 三宝荒神の幣束・お札
- 歳徳神の幣束
- 大黒天の幣束
も希望者に授与しています。
これらの幣束やお札があるからと言って、特に回向料が増額になるということはありませんが、これらの幣束を希望する方は(前段で説明した当年星のお守りがついたお札も合わせて)5000円程度を包んで下さる方が多いです。
お札や幣束はどうしたら良いの?
本城寺の星祭で授与されたお札や幣束をどのようにお祀りすればいいかを解説します。
お札
お札については
- 壁の高い位置に貼る
- 仏壇の中に入れておく
という風に祭っている方が多いです。
大きめのクリアファイルなどに入れている方もいます。
三宝荒神の幣束
①三宝荒神の幣束はこの様に幣束立てにセットします。
②三宝荒神の厨子がある場合は、厨子に入れて台所の高いところに置いてお祀りしましょう。(厨子が無い場合は、幣束立てにセットした三宝荒神の幣束を台所の高い所にお祀りしましょう)
三宝荒神の幣束を希望するお宅には大体、幣束立てや厨子があるものですが、無い場合は幣束立てなどはAmazonなどで2000円前後くらいから購入できます。
歳徳神の幣束
歳徳神の幣束は幣束立てにセットし、神棚にお祭りしましょう。
本城寺の星祭に参加したい方へ
本城寺の星祭の法要での回向やお札、幣束の授与を希望している方は本城寺(0274-62-0809)までお電話下さい。
お札は少し大きめのサイズで郵送しにくいので、基本的には本城寺まで来れる距離に住んでいるお檀家さま、信者さまが申し込んでいる実態はあります。
ですが、遠方だからといって拒絶することはありません。
こちらからお札をお届けできず、また本城寺に来ていただくのも難しい距離にお住いの場合、郵送しやすい形にお札のサイズ調整を行い郵送するなどの対応も考えております。
本城寺のご近所の方も、遠くに住まれている方も、どうぞご遠慮なく申し込み・ご相談下さい。